as many as と as much as の2つの意味と使い分け(数詞の前か、「数」か「量」か)

難易度:★★☆☆
頻出度:★★★☆

今回は比較分野から「as many as」と「as much as」の意味と使い分けについて解説します。

これらにはそれぞれ2つの使い方があり、どちらも押さえてようやく一安心といったところです。

まずはどういうときに many でどういうときに much を使うか、確認しましょう。

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many と much の使い分け

many と much の使い分けは意外とシンプルです。

」には many、「」には much と覚えておきましょう。

この点を意識しつつ、これから出てくる例文をご覧いただければと思います。

それでは「as many as」と「as much as」の2パターンの解説に移ります。

【パターン①】ただの「as … as ~」の場合

まずは1つ目のパターンです。

比較の初歩である「as … as ~~と同じくらい…)」の … の部分に many または much が使われると、「as many as ~」または「as much as ~」の形になります。

「数」または「量」の多さを比較して同じくらい、ということですから、訳は many なら「」、much なら「」が適切です。

が、次の例文たちのようにあえて訳出しない場合も多いです。

<例文>
I don’t have as many books as him.
私は彼ほど本をもっていない。

<例文>
I don’t have as much money as him.
私は彼ほどお金をもっていない。

このように many や much が名詞を修飾する場合、many や much と名詞をセットにして as as の間に挟むことに注意しましょう。

many は「数」なので可算名詞の複数形を、much は「量」なので不可算名詞を修飾します。

つまり「as many + 可算名詞の複数形 as ~」と「as much + 不可算名詞 as ~」の形をとります。

この語順は非常に重要です。

【パターン②】「数」や「量」の多さを強調する場合

続いて2つ目のパターンです。

「as many as」や「as much as」の後に数詞を含む名詞がくると、その「数」もしくは「量」が強調されます。

よって訳は「~も」や「~も多くの」となります。

数詞に注目するとすぐにこの用法に気付くことができるでしょう。

例文は次のとおりです。

<例文>
He has as many as 100 books.
彼は本を100冊も持っている。

<例文>
He has as much as 100000 yen in cash right now.
彼は今、現金で10万円も持っている。

先ほどの「as many + 可算名詞の複数形 as ~」や「as much + 不可算名詞 as ~」と異なり、この場合は数詞を含む名詞が常に「as many as」または「as much as」の直後にくることに注意しましょう。

この点も2つのパターンの見極めのポイントと言えます。

まとめ

少し説明が回りくどかったかもしれませんので、ここでまとめておきたいと思います。

「as many as」と「as much as」は、「数」や「量」が同じくらいであることを表す場合と、「数」や「量」の多さを強調する場合があります。

次の単語カードのように many と much の使い分けも含めてマスターしておきましょう。

as many as と as much as の2つの使い方と使い分けのまとめ(1)

as many as と as much as の2つの使い方と使い分けのまとめ(2)

なお1つ目のパターンで、many や much が名詞を修飾しない場合もありますが、カードに書いた形は文法問題(整序問題など)で特に頻出なので、代表例としてこの形で押さえておくべきです。

問題に挑戦!

それでは最後に例題で復習といきましょう。

今回紹介した2つのパターンのうちのどちらか、そして many と much のどちらを使うか、是非考えてみてください。

問題

次の日本語訳になるように下の語句を並べ替えよ(1語不要)。
「その歴史的な試合を目撃するために1万人もの人々が集まった。」
as/to/ten thousand/witness/people/as/much/gathered/the historic match/many.

<解説>

「1万人もの」ということで、人の「数」を強調しています。

なので「as many as」を「数詞 + 名詞 = ten thousand people」の前に置き、まとめて主語とします。

people は集合名詞で複数扱いです。

「量」を表す much は不要ですね。

後は残った語句をよしなに並べ替えればOKです。

答えは「As many as ten thousand people gathered to witness the historic match.」です。

といったところで今回は終了です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!