familiar の意味、with と to でどう違う?注意点もおさえておこう!

難易度:★★☆☆
頻出度:★★☆☆

今回は、family と同様に「家庭の」を原義とする形容詞 familiar を使った2つのイディオム、「be familiar with A」と「be familiar to A」について解説します。

familiar の後に続く前置詞が with か to かで逆方向の意味になるので注意が必要です。

それではそれぞれ見ていきましょう。

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be familiar with A:Aをよく知っている

with を用いる場合は基本的に人が主語になります。

be familiar with A」で「Aをよく知っている」の意味です。

<例文>
He is familiar with the device.
彼はその装置をよく知っている(彼はその装置に精通している)。

単に知っているだけでは使えないので注意!

ここでの「よく知っている」は物事の内容に精通しているという意味です。

例えば上の例文では、彼が装置の(例えば)構造や使い方に精通している、というイメージでしょうか。

なので、単に知っているだけでは「be familiar with A」は使えません

例えば「彼はその装置の名前をよく知っている(よく耳にして知っている、という感じのニュアンスです)。」を

×He is familiar with the name of the device.

とは普通言いません。

装置の名前の内容に精通しているというのは何だか変ですよね。

ではどうするかと言うと、次に説明する「be familiar to A」の方を使います。

be familiar to A:Aによく知られている

一方、with の代わりに to を用いると、逆方向の意味になります。

今度は基本的に物が主語になり、「be familiar to A」で「Aによく知られているAに馴染みのある)」の意味です。

例えば先ほどの「be familiar with A」の注意点で挙げた例を「be familiar to A」を用いて書くと次のようになります。

「be familiar with A」の場合とは異なり、内容まで十分に知られているかどうかは問題にしません。

(自然な日本語になるようにあえて彼を主語にして訳しました。)

<例文>
The name of the device is familiar to him.
彼はその装置の名前をよく知っている。

必ず to と用いるわけではないので注意!

この「よく知られている/馴染みのある」の意味の familiar は、いつも「be familiar to A」の形で用いるとは限りません。

次の例のように名詞を修飾する限定用法でも用いることができます。

<例>
a familiar scene
お馴染みの光景(見慣れた光景)

まとめ

それでは今回もポイントを単語カードにまとめておきます。

適宜ご活用ください。

be familiar with と be familiar to の意味のまとめ(1)

be familiar with と be familiar to の意味のまとめ(2)

問題に挑戦

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

最後にいつも通り定着度チェックの例題に挑戦してみましょう。

問題

次の英文を訳せ。
This song is unfamiliar to me.

<解答>

familiar の対義語は unfamiliar で、使い方は familiar と同じです。

今回は to と共に用いているので(物が主語なので)、「よく知られていない/馴染みがない」の意味です。

be 動詞が現在形であることに注意して、訳は「この音楽は私には馴染みがない」となります。

familiar の用法はTOEICテストなどでもたまに見かけますので、この機会にしっかり覚えておきましょう。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします!