be known for/as/to の意味まとめ:by を使うことはないの?

難易度:★★☆☆
頻出度:★★★☆

受動態の分野で、by を使わない受身表現として「be known to」を学ぶと思います。

これは入試頻出の重要表現なので必ず覚えておくべきです。

しかしこのイディオムの印象が強すぎるためか、be known の後は必ず to、と誤解してしまう人がいます。

実は「be known」の後には to の他にも foras などがくることがあり、混同しないように整理しておくのがオススメです。

それぞれの前置詞の本来的な意味も解説しつつ、本記事で例文と共にまとめておこうと思います。

また、by を使う特殊なケースについても最後に例題で確認しますよ!

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be known for

まずは「be known for」から説明します。

前置詞 for には「理由」や「原因」を表す用法があります。

例えば「be famous for A」は直訳すれば「Aが原因(理由)で有名だ」であり、自然な日本語で言い換えれば「Aで有名だ」となります。

これと同じ原理で、「be known for A」は直訳で「Aが原因(理由)で知られている」、意訳して「Aで知られている」の意味になります。

<例文>
Japan is known for its delicious foods.
日本はおいしい食べ物で知られている。

be known as

続いて「be known as」です。

前置詞 as の最も基本的な意味である「~として」をそのまま当てはめれば訳せます。

be known as A」で「Aとして知られている」の意味です。

主語が人の場合、Aには普通、その人の「人となり(性格・人柄)」や「職業」などがきます。

主語と A がイコール関係にあることに注意しましょう。

<例文>
He is known as a kind doctor.
彼は親切な(優しい)医者として知られています。

be known to

最後はある意味一番有名な、でもやっぱり一番注意すべき「be known to」です。

この to は「知られている」対象を表します。

対象なので「~に」と訳すのが自然です。

よって「be known to A」で「Aに知られている」の意味です。

<例文>
Her name is known to everyone in this industry.
直訳:彼女の名前はこの業界のすべての人に知られている。
意訳:この業界で彼女の名前を知らない人はいない。

be known のまとめ

ここでまとめです。

for/as/to それぞれを使う場合の意味を正確に押さえておきましょう。

毎回のことですが、単語カードに書いておきます。

be known for, as, to の意味まとめ(1)

be known for, as, to の意味まとめ(2)

by を使う例外的な問題に挑戦!

最後に冒頭で予告した通り、by を使う特殊なケースについて解説したいと思います。

クイズ感覚で次の問題を考えてみてください。

問題

次の英文を訳せ。
A tree is known by its fruit.

<解答>

be known の後に by を伴う「be known by」は通常、「~によって知られている」という意味では用いません。

know には「見分ける(識別する・判断する)」という意味があり、この意味の受動態の場合に by を用います。

be known by A」で「Aで判断される」の意味になります。

本問の英文はことわざで、直訳は「木はその果実で判断される。」、意訳して「果実を見れば木のよしあしが分かる。」となります。

ちなみにさらに転じて、「子を見れば親が分かる」などの意味でも用いられます。

ということで例外的に by を使うケースを解説しました。

ただ「be known by A」を使う頻度は他の3パターンと比べて極端に少ないので、覚える必要はないと思います。

余裕がある方のみ、この例をそのまま覚えておくと良いでしょう。

今回は以上となります。

「be known to A」は多くの受験生がマスターしてくる熟語なので、取りこぼしのないようにし、for と as、さらには by がきても動揺しないように、是非本記事を復習していただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!