強調構文はこれで完ぺき!例文とまとめで得点源にしよう!

難易度:★★☆☆
頻出度:★★☆☆

今回は特殊構文の1つである強調構文についてじっくり解説します。

強調構文はルールさえ押さえればそれほど難しくありません。

しかし勉強が後回しになりがちなので、意外と差が付く分野でもあります。

注意点などを一つ一つ潰しながら解説していきますので、是非最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

強調構文とは

そもそも強調構文とは何か。

次の例文から派生させて説明していきます。

<例文>
She was furious at him yesterday.
昨日彼女は彼に激怒した。

ごく普通の英文です。

この英文の話し手が、例えば「昨日彼に激怒したのは彼女だったんだよ!」という風に、「彼女」という部分を強調したいとき、英語では次のように言うことができます。

<例文>
It was she that was furious at him yesterday.
昨日彼に激怒したのは彼女だった。

このように、強調したいことをはじめに「It is 〇〇」と言い切ってしまいます。

これが強調構文の肝です。

最初に大事なことを言われるので、聞く側もすぐに「あぁ、○○のことを一番言いたいんだな。」と分かります。

なお、日本語訳では強調されるものを最後に持ってきて、「~なのは〇〇だ」とするのが鉄板です。

※上の例文では過去形なので It was となっています。時制には注意しましょう!

※「It is her」の方が正しいような気がするかもしれませんが、強調構文ではあくまで、強調したいものを元の文の形のまま持ってきます。

強調構文の構造

次に強調構文の構造をもう少し詳しく見ていきましょう。

強調構文では構造がとても重要です。

上の例の元の英文と強調構文の英文を見比べてみましょう。

<見比べ>
(元の英文)She was furious at him yesterday.
(強調構文)It was she that was furious at him yesterday.

元の英文の強調するもの(she)を「It was」ではじめに持ってきて、残りの部分(元の英文から強調するものを引いた部分)が that の後に続いていますよね。

(was の前で she が欠けています。)

このように強調構文中の that 以下では、強調するものが元あった場所がブランクになります。

これが強調構文の構造の大きな特徴です。

(↓〇が強調するもの)

強調構文の構造

It is 〇 that [元の文-〇].

強調構文で強調できる品詞

さて、意外と知られていませんが、強調構文ですべての品詞が強調できるかと言うと、実はそうではありません。

強調構文で強調できる品詞は名詞と副詞です。

このことを確認しながら、上の元の英文中のいろいろなものを強調することで、強調構文をたくさんつくってみます。

名詞(主語)

先ほどの「she」を強調した英文は主語の名詞を強調していますよね。

この場合、名詞が「人」のときは that の代わりに who を使うこともあります

また名詞が「モノ」のときは which を使うこともできますが、that の方が普通です。

(関係代名詞と同じイメージです。)

<例文>
It was she who was furious at him yesterday.
昨日彼に激怒したのは彼女だった。

名詞(目的語)

次に前置詞 at の目的語になっている him を強調してみます。

目的語の名詞の強調では、that の代わりに、名詞が「人」の場合は whom を、「モノ」の場合は which を使うことができますが、that を使うのが一般的です。

(こちらも関係代名詞と同じイメージです。)

<例文>
It was him that[whom] she was furious at yesterday.
昨日彼女が激怒したのは彼に対してだった。

at の後で him が欠けています。

副詞

次は副詞の yesterday を強調してみます。

副詞の場合は基本的に that を使います。

(関係副詞とは異なり、 where または when を使うことはほとんどありません。)

<例文>
It was yesterday that she was furious at him.
彼女が彼に激怒したのは昨日だった。

him の後で yesterday が欠けています。

【発展・注意】疑問詞

次は少し特殊なケースです。

疑問詞も副詞の一種なので、強調構文で強調することができます。

疑問詞を強調する場合は文頭を「疑問詞 is it」の語順にし、that 以下は平叙文の語順にします。

次の例文で確認してください。

<元の文>
Who was she furious at yesterday?
昨日彼女は誰に激怒したの?

<例文>
Who was it that she was furious at yesterday?
昨日彼女が激怒したのはいったい誰に対してだったの?

このパターンは難易度が高く、語句整序問題で出題されると特に差が付きます。

ちなみに疑問詞を強調する方法として、on earthin the world の挿入もあります。

次の記事で詳しく解説していますので、是非併せてご確認いただければと思います。

【補足】that の品詞

気になる方もいらっしゃると思いますので、一点補足させてください。

強調構文で用いる that の品詞は、辞書的には、名詞を強調するときは代名詞、副詞を強調するときは接続詞です。

(覚える必要は全くありません)

動詞を強調したいときは?

動詞は強調構文では強調できません。

動詞を強調する際は do(三人称単数現在なら does、過去なら did)を一般動詞の直前に置きます。

基本的な事項なので必ず押さえておきましょう。

<例文>
I thought he would win, and he did win.
彼が勝つと思っていたが、本当に彼は勝った。

問題に挑戦!

以上が強調構文の基本~発展、そして注意事項です。

それではここまでの内容の理解度を確認するために、次の例題に挑戦してみましょう。

注意点を思い出しながら考えてみてください。

問題

次の英文を、what を強調する強調構文に書き換えよ。
What are you interested in about Osaka?

<解答>

疑問詞を強調する場合は語順に注意が必要でした。

文頭は「疑問詞 is it」、that 以下は平叙文の語順です。

よって正解は「What is it that you are interested in about Osaka?」となります。

日本語訳は「大阪についてあなたが興味があることはいったい何ですか?」です。

※前置詞の in と about が連続していますが、「What are you interested in?」に「about Osaka」がくっついているだけです。

まとめ

今回はいつにも増して例文が多かったと思います。

お疲れさまでした!

最後に強調構文の総まとめを単語カードに示します。

強調構文の構造の完ぺきまとめ(1)

強調構文の構造の完ぺきまとめ(2)(語順、注意点など)

注意点も網羅して書き込んでいますので、本記事で紹介した例文と併せてご活用いただき、強調構文を得点源にしちゃってください!

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。