exciting か excited か。分詞形容詞をもう迷わないまとめ!

難易度:★★☆☆
頻出度:★★★★

今回は分詞形容詞を扱います。

分詞形容詞とは、形容詞と同様に名詞を修飾する用法を持つ他動詞の現在分詞や過去分詞で、形容詞として扱われるようになったものを指します。

例えばタイトルに書いた excitingexcited は有名ですね。

この例の場合、前者は現在分詞(~ing)が形容詞化したもので、後者は過去分詞(Vpp)が形容詞化したものです。

英文法の問題ではこれら2つの使い分けに関する問題が超頻出です。

以下で excite を例にとって解説していき、絶対に迷わない整理の仕方を紹介します。

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そもそも excite の意味は?

分詞形容詞 exciting と excited の元の他動詞は excite ですが、そもそもこの動詞の意味は何でしょうか。

「興奮する/ワクワクする」と覚えている人は残念ながら間違いです。

excite は「(人を)興奮させる/ワクワクさせる」という意味です。

感情表現の他動詞

この「させる」というところがポイントです。

excite の主語は基本的には物で、興奮させる/ワクワクさせる対象、つまり目的語は人になります。

このように人の感情を動かす、「させる」系の動詞は感情表現の他動詞と言われたりします。

後ほど、代表的な感情表現の他動詞を一覧にしますね。

exciting:現在分詞は人を「~させる」

さて、感情表現の他動詞の現在分詞は、他動詞の意味を受け継ぎ、能動的な意味になります。

例えば、excite が現在分詞となった exciting は「人を)興奮させるワクワクさせる」の意味です。

第2文型 SVC で用いるときは、基本的に物が主語となるので注意してください。

<例文>
His show was exciting.
彼のショーは刺激的だった。

excited:過去分詞は人が「~させられる」

一方、感情表現の他動詞の過去分詞は受動的な意味になります。

過去分詞なので受身、というのは理解しやすいですよね。

例えば、excite が過去分詞となった excited は「(人が)興奮させれれてワクワクさせられて」の意味になります。

第2文型 SVC で用いるときは、こちらは基本的に人が主語となるので注意してください。

<例文>
I was excited with his show.
私は彼のショーに興奮した。

<メモ>
このように何に興奮したのかは with/at/about を用いて表現します。
be excited with [at/about] A 「(人が)Aについて興奮している/ワクワクしている」をイディオムとして覚えておくとよいでしょう。

exciting、excited を用いた SVOC の文

ここまで紹介してきた例文は、分詞形容詞 exciting、excited が第2文型 SVC の C(補語)になっているパターンです。

次にこれらが第5文型 SVOC の C を担う場合を説明します。

SVOC の文では、O と C との間に SV関係(主語と動詞の関係)が成立します(O と C がイコール関係と考えてもOKです)

なので、基本的に O が物のときは exciting が、O が人のときには excited が用いられます

それぞれ例文で確認してみましょう。

<exciting の例文>
I found it exciting to go to his show.
彼のショーに行くのは刺激的だと思った。

I が主語S、found が動詞V、it が形式目的語O、exciting が補語Cで、it は to go to his show を指します。

主語が人ですが、exciting の代わりに excited を使うと誤りです。

前述のとおり、O と C との間に SV関係(主語と動詞の関係)が成立するので、O である it との関係を考えなくてはなりません。

it、つまり「彼のショーに行くこと」は物であり、「興奮させる」側(能動関係)なので exciting を用います。

<excited の例文>
His show made me excited.
彼のショーは私を興奮させた。(直訳)

His show が主語S、made が動詞V、me が目的語O、excited が補語Cです。

今度は主語が物ですが、O である me との関係を考えます。

me(私)は人で、「興奮させられる」側(受動関係)なので excited を用います。

このように SVC でも SVOC でも、着目するSV関係が能動的か受動的かを考えることで、exciting と excited を使い分けられます!

exciting と excited の使い分けのまとめ

ここまでの内容を単語カードにまとめます。

exciting と excited の使い分けのまとめその1

exciting と excited の使い分けのまとめその2

ポイントは、SV関係が「能動か受動か」です。

分詞が絡むとこのように考えるケースが多いですね。

例えば次の「have A do」と「have A done」の使い分けもそうです。

当ブログの人気記事の一つなので、是非併せてご確認ください。

感情表現の他動詞一覧

それでは上で予告したとおり、excite のように人の感情を動かす、「させる」系の動詞をまとめます。

どれも重要かつ頻出ですので、頑張って全部覚えましょう!

excite「(人を)興奮させる/ワクワクさせる」

confuse「(人を)混乱させる」

surprise「(人を)驚かせる」

disappoint「(人を)がっかりさせる」

satisfy「(人を)満足させる」

amaze「(人を)驚かせる」

annoy「(人を)いらいらさせる」

scare「(人を)怖がらせる」

please「(人を)喜ばせる」

bore「(人を)退屈させる」

tire「(人を)疲れさせる」

move「(人を)感動させる」

interest「(人に)興味を与える」

shock「(人に)ショックを与える」

(人を)をすべてに入れて、人の感情を動かす、「させる」系の意味であることを強調しました。

※感情表現の動詞ではありませんが、同じく「させる」系の動詞として、injure「(人を)負傷させる」も覚えておきましょう!

問題に挑戦!

それでは最後に今回のテーマに関する問題を解いて、定着度を確認してみてください。

今回は2問あります。

問題(Q1)

空欄に当てはまる選択肢を選び、訳せ。
He looked really (   ) to hear that news.
選択肢:shock、shocking、shocked

問題(Q2)

空欄に当てはまる選択肢を選び、訳せ。
I think it (   ) to take the TOEIC test.
選択肢:tire、tiring、tired

<解答>

Q1は第2文型 SVC の英文です。

look は「~のように見える」の意味で第2文型をとる代表的な自動詞ですね。

He と shock の関係を考えると、彼はショックを受ける(与えられる)側なので、受動関係です。

よって答えは shocked です。

意味は「彼はその知らせを聞いて本当にショックを受けたようだった。」となります。

Q2は第5文型 SVOC の英文で、I が主語S、think が動詞V、it が形式目的語O、かっこ内が補語Cで、it は to take the TOEIC test を指しています。

TOEICテストを受けることと、tire の関係を考えると、TOEICテストを受けることは疲れさせる側、つまり能動関係なので、現在分詞の tiring が正解です。

tire は「I’m tired.」のように、人が主語で tired の形で使うことが多く、tired の方が見慣れていて選びがちですが、このようにSV関係をしっかり把握するように努めましょう。

ちなみに tired の用法については次の記事で詳しく解説しています。

是非併せてご確認ください。

以上となります。

今回のテーマは本当に頻出の内容なので、是非マスターしていただきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回、お会いしましょう。