「have A do」と「have A done」の違いを完璧に理解しよう!

難易度:★★☆☆
頻出度:★★★★

分詞は英文法・英文読解の両方で頻出かつ重要な分野です。

今回は、その中でもTOEICテストなどでもよく見かける、「have A do」と「have A done」の違いを取り上げます。

日本語訳を覚えるだけでなく、構文の構造をしっかりとおさえ、完璧に理解しておきましょう!

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「have A do」は能動関係で「A に~してもらう」

have A do」の do は原形不定詞です。

have の目的語である A と do との間の関係は能動関係A が do する)で、訳は「A に~してもらう」となります。

能動関係で A が do の主語ということがミソなので、訳では「」が重要ですよ!

<例文>
I had him mend my shoes.
私は彼に靴を修理してもらった。

この場合、him(彼)が mend(修理)したということで、him と mend の間は能動関係になっています。

「get A to do」でも同じ意味

have の代わりに get を用いて「get A to do」としても同じ意味になります。

get を用いる場合は、 A の後が不定詞になる(to が入る)ことに注意しましょう。

この場合も A と to do の間は能動関係です。

先ほどの英文を get を使って書き換えると次のようになります。

<例文>
I got him to mend my shoes.
私は彼に靴を修理させた。

「have A done」は受動関係で「A を~してもらう」

have A done」の done は過去分詞です。

過去分詞と言えば真っ先に思いつくべきは受身。

have の目的語である A と done との間の関係は受動関係A は done される)で、訳は「Aを~してもらう」となります。

今度は受動関係で A はされる側ということがミソなので、訳では「」が重要ですよ!

<例文>
I had my shoes mended by him.
私は彼に靴を修理してもらった。

この場合、shoes(靴)が mended(修理)されたということで、shoes と mended の間は受動関係になっています。

「get A done」でも同じ意味

「have A do」と「get A to do」が同意表現だったのと同様に、

「have A done」は「get A done」で言い換えられます。

同じく A と done は受動関係です。

先ほどの英文を get を使って書き換えると次のようになります。

<例文>
I got my shoes mended by him.
私は彼に靴を修理してもらった。

「have [get] A done」には本当は3つの意味があるけれど、、、

詳しく分けると、実は「have [get] A done」には3つの意味があります。

使役、受身、完了です。

上の例は使役で、受身と完了の例文は次のとおりです。

<受身の例文>
I got my suitcase stolen.
私はスーツケースを盗まれた。

<完了の例文>
I had my homework finished.
私は宿題を終わらせた。

しかしどの場合も「A と done が受動関係」というポイントは変わりません。

「have [get] A done」を見たとき/使うときに、「3つのうちのどれなのか、、、」と難しく考えずに、受動関係ということを念頭に置けば、訳も作文も問題なく行えると思います。

「have A do」と「have A done」の違いのまとめ

それではここまでの要点をカードにまとめます。

have A do と have A done の違いの整理その1

have A do と have A done の違いの整理その2

繰り返して強調しますが、A と do/done との関係が、「have A do」では能動関係、「have A done」では受動関係、ということがポイントです。

問題に挑戦!

それでは今回のテーマの習熟度を次の問題で確認してみましょう。

問題

次の英文を訳せ。
1. I had my hair cut yesterday.
2. I had him call you yesterday.

<解答>

1番の英文は頻出中の頻出です。

まず my hair と cut の関係を考える必要があります。

私の髪はカットされるので、受動関係のはずです。

つまりこの文の cut は過去分詞です。

cut は活用が「cut – cut – cut」で、現在形と過去分詞形が同じですが、このように A(この場合は my hair)との関係を考えることで、どちらなのか見分けることができます。

答えの訳は「私は昨日髪を切ってもらった」となります。

2番では、had の目的語である him の後に現在形の call が来ています。

よって「have A do」の形で、him と call との関係は能動関係です。

つまり call するのは him なので、訳は

昨日私は彼に、あなたあてに電話させた(電話してもらった)。

となります。

「電話させた」と「電話してもらった」の使い分けは文脈や前後関係から判断しましょう。例えば私が彼のボスなら「電話させた」が適当といったところでしょうか。

すんなり正解できたでしょうか。

英文の構造(能動か受動か)をしっかり理解した上で訳ができていれば完璧です。

お疲れさまでした!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。