make the most of と make the best of は有利か不利かで使い分ける

難易度:★★☆☆
頻出度:★☆☆☆

make the most of」はかなり有名な熟語ですが、ほぼ同じ形の「make the best of」との違いをご存じでしょうか。

使い分けが直接問題で聞かれることはあまりないとは思いますが、知っておいて損はありません。

英作文などで減点されずに使えるように、例文も交えて解説していきます。

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make the most of

make the most of A」は「Aを最大限に利用する」の意味です。

こちらはポジティブな状況で使います。

例文をご覧ください。

<例文>
You should make the most of this opportunity.
君はこの機会を最大限に活用すべきだ。

有利な条件をフル活用するイメージです。

make the best of

一方、「make the best of A」は「Aで最善を尽くす」と覚えておくのがオススメです。

best から「最善」というワードが想起しやすいので。

こちらはネガティブな状況で使います。

例文は次のとおりです。

<例文>
Even though you are in a bad situation, you have to make the best of it.
たとえ君が悪い状況にあっても、その中で最善を尽くすべきだ。

不利な条件でベストを尽くすイメージです。
なお、文脈によっては「なんとか切り抜ける」などと訳した方がベターな場合もあります。

【補足】

文頭の even though(たとえ~でも)は事実を前提とするので、実際に you は悪い状況にあると推測できます。

 同じく「たとえ~でも」と訳す表現に even if がありますが、こちらは事実を前提としません。

詳しくは次の記事をご参照ください。

まとめ

ここでいったんまとめておきましょう。

make the most ofは良いことに、「make the best ofは悪いことに用います。

次のように単語カードにまとめてみました。

make the most of と make the best of の違いのまとめ(1)

make the most of と make the best of の違いのまとめ(2)

問題に挑戦!

最後にちょっとしたクイズを用意しましたので、さくっと考えてみてください。

問題

次のイディオムの意味を考えよ。
make the best of a bad bargain

<解説>

bargain はいわゆる「バーゲン(値引き品)」ですが、「(売買の)取引」という意味もあります。

なので「a bad bargain」で「不利な取引/損な買い物」となります。

それに今回紹介した「make the best of」が付いているので、「不利な取引でも最善をつくす/損な買い物でも何とかして得を出す」、ここから大きく転じて「逆境にくじけず乗り切る」という意味として使われます。

余裕がある方は、「make the best of a bad bargain」で「逆境にくじけず乗り切る」と覚えておくとどこかで役に立つかもしれません。

いかがだったでしょうか。

本記事を最大限活用していただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!