「not A but B」が主語のとき、動詞はどうなる?

難易度:★★☆☆
頻出度:★★☆☆

今回は長文読解や英文法で頻出のイディオム、「not A but B」について、ちょっとした応用題にチャレンジしてみましょう。

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問題に挑戦!

問題

空欄に当てはまる適切な選択肢を選べ。
We were facing difficulties.
Not words but action (    ) at that time.
①needed ②were needed ③was needed

<解説>

まず「not A but B」は「AではなくB」という意味のイディオムですので、選択肢から察するに「私たちは困難に直面していた。あの時は言葉ではなく行動が必要だった。」という日本語訳になると予想できます。

選択肢について掘り下げると、

①は動詞 need の過去形

②は過去形で主語が複数の場合の受動態

③は過去形で主語が単数の場合の受動態

となっています。

本問は受動態の文章なのでしょうか。

また、主語は複数か単数、どちらなのでしょうか。

受動態に気付くためのポイント

ここで本日1つ目のポイントのまとめです。

受動態に気付くためのポイント

受動態を疑うのは主語がモノのとき

これは単純ですが極めて重要なことです。

英文においてモノ(物)が主語の場合、その文は受動態になることが多いです。

モノは基本的に自分から何かをすることはないので、受動態になるのは当然ともいえます。

もちろん例外も多く存在します(例えば次の無生物主語で主語を副詞的に訳すケースなど)。

が、英文法の問題を解く際や長文を読解する際に上記のポイントを意識しておくことは非常に重要です。

本問でも主語は「言葉ではなく行動」とモノですので、選択肢を受動態の②と③に絞ることができます。

(need は基本他動詞なので能動態なら目的語が必要です。この点からも①は不適です。)

not A but B が主語のときの動詞

さて、今回のメインテーマのポイントは次の単語カードのとおりです。

not A but Bが主語のとき動詞はどうなるか

not A but Bが主語のとき動詞はBに一致

「not A but B」や「not only A but (also) B」(AだけでなくBもまた、alsoは省略可)では力点がBに置かれるため、後に続く動詞はBに一致させます。

本問ではBにあたるのは「action」(単数)ですので、③was needed が正解となります。

このポイントは単なる知識としてではなく、カード中にも書いたとおり、「Bが主役だから」という理由付きで覚えておきましょう。

both、either、neither、as well as が主語のときの動詞

関連する表現についても、主語と動詞の一致の知識を下記にまとめましたので参考にしてください。

both、either、neither、as well asが主語の時の動詞はどうなるか

both、either、neither、as well asが主語の時の動詞の一致のさせ方

both A and B」は「AもBも」という意味ですので、続く動詞は複数形になります。

注意すべきは「either A or B」(AかBかどちらか)、「neither A nor B」(AもBも~ない)で、これらが主語の場合、動詞はBに一致させます。

これらは意味からは推測できない知識ですので、例外的に注意すべき事項として頑張って覚えておきましょう。

最後に「A as well as B」は「BだけでなくAも」という意味で、Aに力点が置かれる(Aが主役)ため、続く動詞はAに一致させます。

今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!