【なぜ?】nothing but と anything but の意味:「以外」の but を覚えておこう!

難易度:★★☆☆
頻出度:★★☆☆

nothing but A」と「anything but A」、どちらも重要な表現ですが、形が似ていて紛らわしいと思います。

今回はこれら2つのイディオムの意味の成り立ち・覚え方を解説します。

ポイントは but の意外な意味です。

スポンサーリンク

but の意外な意味・用法

but は普通、「しかし」の意味で接続詞として用いられます。

ですが、実は but には他にも様々な意味・用法があります。

その中でも特に頻出で注意すべきなのは、「~以外」という意味の前置詞の用法です。

<メモ>
「~以外の」の同意表現としては except が有名です。

nothing but A」も「anything but A」も、この「~以外」の but を用いたイディオムです。

順に意味を確認していきましょう。

nothing but A

nothing but A」に「but = ~以外」を当てはめてみましょう。

A以外の何でもない」となりますよね。

この考え方で次の例文を見てみましょう。

<例文>
He is nothing but a coward.
彼は臆病者以外の何者でもない。
→ 彼はただの臆病者だ。

このように「A以外の何でもない」で一旦訳し、そこから自然な日本語に意訳すると良いと思います。

上の例文のように意訳は「Aだけ」や「Aにすぎない」が適切で、only とほぼ同じ意味です。 

<例文>
He is only a coward.
彼はただの臆病者だ。

以上のとおり、「nothing but A = Aだけ」と丸暗記せずに、何故その意味・訳になるかを理解しておくことが大切です。

その方が忘れにくく、応用もききます。

次の「anything but A」も同様のアプローチで覚えましょう。

anything but A

anything but A」にも「but = ~以外」を当てはめてみます。

A以外の何か」となりますよね。

先ほどと同様に、この考え方で次の例文を見てみましょう。

<例文>
He is anything but a coward.
彼は臆病者以外の何かだ。
→ 彼は決して臆病者ではない。

このように意訳としては、「決してAでない」や「Aなんてとんでもない」などが適切です。

同意表現としては「far from A」、「by no means A」、「not A at all」、あたりが有名です。

※「by no means」と関連表現については次の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧いただければ幸いです。

<例文>
He is not a coward at all.
= He is far from a coward.
= He is by no means a coward.
彼は決して臆病者ではない。

まとめ

ここで一旦、要点をまとめておきましょう。

nothing but A」と「anything but A」は、 but の「~以外」という用法に着目して、意味の成り立ちを押さえておくのがミソでした。

単語カードにもまとめておきます。

nothing but A と anything but A の意味と覚え方のまとめ(1)

nothing but A と anything but A の意味と覚え方のまとめ(2)

問題に挑戦!

最後に今回のテーマに関する例題をつくってみました。

簡単な和訳問題ですが、復習も兼ねてさらっと考えてみてください。

問題

次の英文を訳せ。
Everyone but I was injured in the accident.

<解答>

本記事のポイントである「~以外」の but を含んだ英文です。

「Everyone but I」で「私以外の全員」となりますね。

よって答えの日本語訳は「私以外の全員がその事故でケガをした。」です。

このように but はいつも「しかし」とは限らないので注意しましょう。

今回はここまでです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!