「盗む/奪う」の英語、steal と rob の使い分け【テスト対策】

難易度:★★☆☆
頻出度:★★★☆

「盗む/奪う」を意味する英単語で代表的なのは stealrob です。

これらには明確な使い分けがあり、大学入試でもよく狙われるので必ず押さえておきましょう。

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steal は物が目的語

steal は物を目的語にとります

人を目的語にとることはできないので注意しましょう。

<例文>
Somebody stole her wallet.
誰かが彼女の財布を盗んだ(= 彼女は財布を盗まれた)。

<メモ>
上の例文は次のように書き換えられます。

Her wallet was stolen (by somebody).
(受身では物が主語)

She had her wallet stolen (by somebody).
(have A done を用いる場合)

これらの書き換えも超頻出なので、必ず出来るようにしておきましょう!
なお、「have A done」については次の記事で詳しく解説しています。

ちなみに steal は「こっそり盗む」というニュアンスです。

rob は人が目的語

一方、rob は人を目的語にとります

人(A)から物(B)を奪う」と表現するときは、「rob A of B」の形にします。

これまた頻出なので、イディオムとして覚えておきましょう。

<例文>
He robbed me of my wallet.
彼は私から財布を奪った。

<メモ>
上の例文を受身にすると、次のようになります。
物ではなく、人が主語になることに要注意です。
I was robbed of my wallet by him.

rob は「力ずくで奪う」というニュアンスです。
余裕のある人は steal とのニュアンスの違いも覚えておきましょう。

steal と rob の使い分けのまとめ

ここまでの内容を単語カードにズバリまとめます。

是非ご活用ください!

「盗む」の英語、steal と rob の使い分けのまとめ(1)

「盗む」の英語、steal と rob の使い分けのまとめ(2)

問題に挑戦!

それでは今回のテーマにちなんだ問題に挑戦してみましょう。

問題

次の英文の中から誤っているものを選べ。
1. Her watch was robbed last week.
2. She had her watch robbed last week.

<解答>

どちらの英文も意味としては「彼女は先週、時計を奪われた。」と言いたいようです。

それぞれ詳しく見てみましょう。

1番の英文は Her watch、つまり物が主語になっています。

rob は目的語に人をとるので、受身にしたときは人が主語になるはずです。

よって1番の英文は誤りです。

2番の英文は上で少し紹介した「have A done」を使った英文です。

「have A done」では、A と done の関係を考えるのがポイントです。

(詳細は次の記事で!)

「her watch は robbed される」と受身の関係ですが、1番同様、her watch は受身で robbed の主語になることができません。

よって2番の英文も誤りです。

正しい英文は、「rob A of B」を受身にし、人(A)を主語にして、

She was robbed of her watch last week.

もしくは受身で物を主語にするなら steal を用いて、

Her watch was stolen last week.

(「こっそり盗まれた」という風に少しニュアンスは変わりますが。)

少し意地悪な問題でしたが、誤りの理由も含めて正解できたでしょうか?

【補足】deprive の用法

rob と似た意味・用法を持つ動詞として deprive があります。

deprive A of B」で「A(人)からB(物)を奪う」です。

ただし、rob のように「力づくで(金品などを)奪う」というニュアンスではなく、こちらは「(権利や自由などを)はく奪する」といったニュアンスを持ちます。

入試でもたまに見かける動詞なので、覚えておくとよいでしょう。

今回は以上です。
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます!