take to の2つの意味を知って文脈で訳し分けよう!

難易度:★★★☆
頻出度:★☆☆☆

今回取り上げるイディオムは take to です。

take と to という至極簡単な単語の組み合わせですが、少し意外な意味を持つのでなかなか難易度の高い表現だと思います。

主な意味は2つありますが、2つの訳の違いは「程度の差」でしかないので案外覚えやすいです。

どういうことか、今回も例文にコメントをつけて説明していきます。

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【注意】take to の後ろは名詞または動名詞

はじめに注意点があります。

本記事で扱う take to の to は前置詞なので、直後には名詞または動名詞がきます

よって「take to A」の形で意味と共に押さえておくと良いでしょう。

不定詞の to ではない(「take to do ~」ではない)ので注意しましょう。

また、覚える必要は全くありませんが、take to は受身では用いられません。

意味① Aを好きになる

「take to A」の1つ目の意味は「Aを好きになる」です。

シンプルに「like A」とイコールと思っていただいて大丈夫ですが、細かいニュアンスを出すなら「start to like A」や「start liking A」の方が近いと思います。

(start は目的語に不定詞と動名詞の両方を取ることが可能です。)

それでは例文を見てみましょう。

<例文>
I took to my new teacher immediately.
私はすぐに新しい先生が好きになった。

「気に入った」などと訳すのも良いと思います。

意味② Aの癖がつく

「take to A」の2つ目の意味は「Aの癖がつく」です(良い意味にも悪い意味にも使われます)。

まずは好きになり、そしてはまると癖になる、というのは自然な流れですよね。

1つ目の意味・訳との見極めは文脈に頼るのが一番でしょう。

こちらも例文を示します。

<例文>
He took to drink after he got fired.
彼は解雇されてから酒に浸るようになった。

はじめにお話しした注意点を思い出してください。

drink はここでは「酒」の意味の名詞ですが、代わりに動名詞 drinking を使ってもOKです。

take to drink [drinking] は有名なので、成句として覚えておくのも手でしょう。

<補足>

「解雇された」のは「酒に浸るようになった」のより前のことなので、after 節内は過去完了形(had got fired)になるのでは?、と思われたかもしれません。

そのとおりで、過去完了形にしても間違いではありません。

しかし接続詞として機能する after については、その意味から「after 節→主節」の時間的前後関係が明らかなので、過去完了形ではなくシンプルに過去形を使うことが多いです。

まとめ

以上のように take to の2つの意味は「好きの程度」により訳し方が変わるイメージです。

好きになりはじめ」か「好きすぎて癖になる」かですね。

文脈を見て適切な方を選びましょう。

まとめとしてはシンプルですが次のとおりです。

take to A の2つの意味まとめ(1)(Aを好きになる、Aの癖がつく)

take to A の2つの意味まとめ(2)(Aを好きになる、Aの癖がつく)

今回は少しあっさりめですが以上となります。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!