that 節内が (should) 原形 になる2パターンを押さえよう:natural や suggest の仲間を整理!

難易度:★★★☆
頻出度:★★☆☆

皆さん、こんにちは!

前回の投稿の最後の問題で、次のような英文を扱いました。

<例文>
I suggested to her that we take a walk.
私は彼女に、一緒に歩こうと提案した。

suggest のような要求・提案などを表す動詞の目的語となる that 節中では、動詞は「should+原形」、もしくは should を省略し「原形」となるのでした。

さらにこれは時制の一致を受けないということも重要でした

この例文でも主節の動詞が過去形なのに、続く that 節内の動詞は原形となっています。

今回はこの知識について詳しく説明し、例題で定着を図ります。

大学入試でも頻出の事項ですので、しっかり押さえておきましょう!

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パターン1:必要・要求・判断を表す形容詞

主に形式主語の構文「It is 形容詞 that ~」で、(補語の)形容詞が「必要要求判断」などを表す場合、that 節内は「should+原形」もしくは should を省略して「原形」となります。

<例文>
It is natural that she (should) want to go there.
彼女がそこに行きたいのも当然だ。

natural は「当然だ」の意味で書き手の判断を表す形容詞です。

should が省略されると、that 節内に「she want」という一見あり得ない形が生じますが、正しい英文です。

このような用法を持つ「必要要求判断」を表す代表的な形容詞として、次のものが挙げられます(後ほどカードにまとめます)。

これらの形容詞を用いるときは、書き手の強い気持ちが入ります。

<必要・要求・判断を表す形容詞>
natural「当然な」
right「正しい」
wrong「悪い」
necessary「必要な」
essential「不可欠な」
important「重要な」
desirable「望ましい」

パターン2:要求・提案を表す動詞

要求提案」などを表す動詞の目的語となる that 節内でも「should+原形」もしくは should を省略して「原形」となります。

<例文>
We suggested to him that he (should) go there.
私たちは彼に、そこへ行ったらどうかと提案した。

suggest は提案を表す代表的な動詞です。

この文でも should が省略されると、that 節内に「he go」という形が生じますが、これが正しい形です。

このような用法を持つ「要求提案」を表す動詞には、次のようなものがあります(こちらも後でカードにまとめます)。

こちらの場合も書き手の気持ちが強く表れる文となります。

<要求・提案の他動詞>
demand/request「要求する」
suggest/propose「提案する」
recommend「勧める」
order「命令する」
insist「主張する」

that 節内の「(should) 原形」の注意点

以上2パターンの形容詞・動詞とセットで用いる that 節内の「(should) 原形」ですが、次の2点を注意しておきましょう。

時制の一致を受けない!

本記事の冒頭でも述べましたが、この用法は時制の一致を受けません

つまり主節が過去時制でも that 節内の「should+原形」もしくは「原形」は変化しません。

どういうときに should が省略される?

主に、イギリス英語で「should+原形」が用いられ、アメリカ英語で「原形」が用いられます。

(このことを覚える必要はありません。)

ただ英文を読むときに「これはアメリカ用法ですよ」などと教えてくれることはまずないので、どちらのケースにも対応できるようにしておきましょう。

that 節内が「(should) 原形」になるパターンのまとめ

ここで今回のテーマをまとめます。

まずはパターン1からです。

it is 形容詞 that S should 原形 をとる形容詞一覧その1

it is 形容詞 that S should 原形 をとる形容詞一覧その2

 

続いてパターン2です。

目的語のthat節内がshould 原形になる動詞一覧1

目的語のthat節内がshould 原形になる動詞一覧2

 

問題に挑戦!

それでは今回のテーマに関する問題を解いてみましょう。

問題

次の英文の中で誤っているものを選べ。
1. It is essential that everyone have freedom of speech.
2. I suggested that my son returned to Osaka.
3. He hoped that his uncle would get a new job.

<解答>

順に詳しく見てみましょう。

1番の that 節内の主語 everyone は単数名詞なので、一見 have ではなく has が正しそうです。

しかし主節の補語が必要を表す essential で、 that 節内は「(should) 原形」になるので、1番は正しい英文です。

続いて2番ですが、主節の動詞は要求を表す頻出の suggest なので、that 節内は「(should) 原形」となり、時制の一致を受けません。

したがって returned は誤り、答えは2番です。

正しくは「(should) return」ですね。

最後に3番ですが、これは今回のテーマとは関係のない英文です。

主節の動詞が hope(d) ですからね。

主節が過去形なので、that 節内は時制の一致を受け、will ではなく would となっています。

訳はそれぞれ次の通りです。

1. 誰もが言論の自由をもつことが不可欠だ。
2. 私は息子に大阪に帰ってくるべきだと提案した。
3. 彼は彼のおじが新しい仕事に就くよう願った。

しっかり正解できたでしょうか?

今回のテーマはなかなか難解ですが、かなり頻出なので、是非マスターしておきましょう!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!