「the+形容詞」の名詞化は2通り!まずは「~な人々」で訳してみよう!

難易度:★★☆☆
頻出度:★★☆☆

英語では特定の組み合わせで品詞が変化する場合があります。

今回はその代表例である「the+形容詞」について解説します。

「the+形容詞」は名詞化し、主に2つの意味のどちらかで用いられます。

これからお話しするように、優先順位をつけて覚えておくと良いでしょう。

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「the+形容詞」=「~な人々」

「the+形容詞」の意味として真っ先に覚えておきたいのは「~な人々」です。

「人々」というくらいですから、この意味では基本的に複数扱いとなることに注意しましょう。

よく見る例をいくつか挙げておきます。

the old「老人(たち)」

the young「若者(たち)」

the beautiful「美しい人々」

the rich「裕福な人々」

the poor「貧しい人々」

the sick「病人(たち)」

the injured「けが人(たち)」

例文も1つ見ておきましょう。

<例文>
The beautiful does not necessarily have beautiful minds.
美しい人が美しい心を持っているとは限らない。

この例では言わば「the beautiful」=「beautiful people」ということですが、「the beautiful」=「beautiful things」のように、「人々」ではなく「もの(こと)」を意味する場合もあります。

この場合も複数扱いです。

次の例文を参考にしてください。

<例文>
The world is full of the beautiful.
世界は美しいものであふれている。

ちなみに「~な人々」と言えば those who も非常に有名です。

ご興味のある方は次の記事で確認してみてください。

「the+形容詞」=「抽象名詞」

「the+形容詞」を「~な人々」と訳しても文意と合わない場合、「抽象名詞」への変換を疑いましょう。

例えば「the beautiful = beauty(美しさ)」といった具合です。

この場合の「the+形容詞」は単数扱いとなります。

<例文>
She always tries to find the beautiful in things.
彼女はいつも物事の中に美しさを見い出そうとする。

なお「抽象名詞」という言葉が聞き慣れない方は、次の記事も併せて参考にしていただければと思います。

この記事と同じように、英語における頻出の変換パターンについて解説しています。

問題に挑戦!

ここでひとつ問題演習といきましょう!

以上のことを踏まえつつ、次の例題を考えてみてください。

問題

次の英文を訳せ。
He set up a charity to raise money for the poor in his hometown.

<解説>

お話ししてきたセオリーどおりに、まず「~な人々」で訳してみるとうまくいきます。

「the poor」は「貧しい人々」ですね。

「raise (the) money for ~」は「~のためにお金を集める」の意味で、けっこうよく使う表現なので覚えておきましょう。

charity「慈善団体」の話なので、「寄付金を募る」などと訳すとさまになると思います。

なお set は現在形・過去形・過去分詞形がすべて同じ形ですが、本問の場合は過去形として用いられています。

主語が He なので、もし現在形だったら三単現の s がつくはずですよね。

以上を勘案して解答例は「彼は地元の貧しい人々のために寄付金を募るため慈善団体を立ち上げた。」となります。

まとめ

それでは最後にまとめです。

「the+形容詞」は大学受験の英文でもそこそこ頻出です。

~な人々」→「抽象名詞」の順で意味を探るとうまくいくことが多いと思います。

また複数扱い単数扱いかにも気を配っておきましょう。

ということで今回は次のようにまとめてみました。

「the+形容詞」の2つの意味のまとめ(1)

「the+形容詞」の2つの意味のまとめ(2)

今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!